3Dプリント収納ボックスの公差と嵌合クリアランス
ふた、引き出し、連結部品にクリアランスが必要な理由と、プリント後にきつい・緩い場合に確認する設定を解説します。
2つの部品を組み合わせるには、その間に隙間を設ける必要があります。これがはめあいクリアランスです。プリント部品の実寸にはモデルとわずかな差が生じるため、隙間が小さすぎると入らず、大きすぎるとがたつきます。
モデルのクリアランスはどう決まりますか
boxesmodelでは、各モデルの蓋、引き出し、対応パーツ間のクリアランスを、そのモデルの構造ルールで管理しています。外寸を調整すると関連パーツも連動して更新され、クリアランスは維持されます。
プリント後のはめ合いがきついときの確認点
まず最初の層を確認してください。押しつぶされすぎた初層は外へ広がる「エレファントフット」になり、蓋や引き出しが引っ掛かる原因になります。次に押し出し量が多すぎないか、スライサーの水平拡張(XY寸法補正)が正の値になっていないか確認してください。
プリント後のはめ合いが緩い場合の確認事項
押し出し量が少なすぎないか、ノズルが摩耗していないか、水平拡張が負の値になっていないか確認してください。材料によって収縮率が異なるため、同じプリンターでも材料を変えるとはめ合いのきつさが変わる場合があります。
小さな試料で確認してからセット全体をプリントしてください
先に重要なはめあい部分や高さを抑えた試験片をプリントし、無理なく取り付け・取り外しできることを確認してください。確認後は同じプリンター、材料、スライス設定で全部品をプリントし、異なる回にダウンロードした部品を混ぜないでください。